基本方針
リハビリテーションによる機能・能力改善を生活場面に活かす
概要
当院のリハビリテーション科の特徴
〈患者さん個人に合わせたリハビリテーションを提供する〉
リハビリテーションによる機能・能力改善を生活場面に活かすことを基本方針としています。
在宅復帰を目標とする方には日常生活が快適に送れるように日常生活動作の練習や家事動作の練習を行い、社会復帰を目指す方には職業リハビリテーションを行うなど、患者さんの状況に合わせたリハビリを提供しています。
〈コミュニケーション〉
コミュニケーションをとても大切しています。患者さんがリハビリに前向きに取り組めるように挨拶を積極的に行い、明るく話しやすい雰囲気作りを心がけています。
〈自宅訪問〉
退院される前には積極的に自宅訪問に伺い、実際に動作を確認いたします。そのうえでご自宅での生活上、必要となる動作をリハビリで練習し、動作の改善を目指します。また、必要に応じて環境調整(手すりを付けるなど)のアドバイスをさせていただきます。
〈他部門との連携〉
患者さんの状態に合わせて最善のリハビリが提供できるように、カンファレンスの充実を図り、他部門とこまめに連携をとり、チーム一丸となってサポートしていきます。
スタッフ体制(2024年4月現在)
理学療法士31名(非常勤3名)、作業療法士27名(非常勤3名)、言語聴覚士12名から組織されており、回復期リハビリテーション病棟と通所リハビリテーションに専属で配属しています。主治医の指示によって理学療法、作業療法、言語聴覚療法が処方され、基本的にひとりの患者さんに対して各々1名の療法士が担当いたします。
365日リハビリテーションの提供
当院では、平日のみではなく土曜、日曜、祝日を含めた365日体制でリハビリを提供しています。365日チーム一丸となって、患者様、ご家族様の希望に沿えるようにサポートしていきます。
「24時間すべてがリハビリテーション」の考え
当院は回復期リハビリテーション病院の使命として「自宅復帰」「身の回りのことが自分でできる」を目指しています。
24時間365日がリハビリテーションと捉え、安全に配慮しながら患者さん自身に動いてもらうよう声掛けをしながら、能力を伸ばせるような関わり方をしています。
リハビリスタッフだけでなく看護師や介護士との連携を図り、患者さん一人ひとりについて話し合いを重ねて、リハビリテーションプログラムを計画しています。
また、リハビリスタッフの個別リハビリだけでなく、看護師や介護士などによる病棟での歩行や生活動作練習などのリハビリテーションプログラムの提供も実施しています。
朝起きたときから夜寝床に入るまでがリハビリテーションとなるように、いっしょにがんばっていきましょう。
さまざまなタイプの車椅子、歩行器具を用意しています
当院の車椅子は標準型の車椅子だけでなく、低床タイプや幅狭タイプ、高さや背もたれ、足乗せ台が調整できるモジュールタイプ、リクラニングタイプ(背もたれの角度が調節できるタイプ)、チルトタイプ(座面ごと角度を変えることができるタイプ)など多様な種類を用意しており、ご本人の状態に合わせた対応をとっています。ご本人の状態に合った車椅子を使うことで、日常生活を楽に過ごすことができます。
また、当院で対応しきれない場合も各メーカーと協力し、対応できるように努めています。
歩行をサポートしてくれる歩行器も同様に、さまざまなタイプを数多く取り揃えており、ご本人の歩行能力に合わせて対応させていただいています。